Discordでは、サーバー運営を行う上で様々な権限をユーザーやBotに付与できます。
その中でも「メンバーシップ権限(Membership Permissions)」は、サーバーに参加しているメンバーに対して直接影響を与える権限です。
例えば次のような操作が含まれます。
- 招待リンクの作成
- メンバーのキック
- メンバーのBAN
- メンバーのタイムアウト
- ニックネームの変更や管理
これらの権限は、サーバー管理において非常に便利ですが、誤って付与すると荒らし行為に悪用される可能性もあります。
この記事では、Discordのメンバーシップ権限について以下の内容を詳しく解説します。
- Bot権限として使用される名称
- その権限で何ができるのか
- 荒らされるリスクはあるのか
- 危険度(レベル1(軽微なイタズラ)〜5(サーバー崩壊))
安全にDiscordサーバーを運営するためにも、ぜひ参考にしてください。
メンバーシップ権限とは?
メンバーシップ権限とは、サーバーに所属するメンバーに対して操作を行うための権限です。
チャンネルの管理やサーバー設定とは異なり、次のような「ユーザーそのもの」に対する操作が中心になります。
- メンバーの招待
- ニックネーム変更
- メンバーのキック
- メンバーのBAN
- メンバーのタイムアウト
これらの権限は、コミュニティの秩序を保つために重要ですが、強い権限も含まれているため付与する相手には注意が必要です。
招待の作成
Bot権限名
create_instant_invite
この権限でできること
この権限を持つユーザーやBotは、サーバーに参加するための招待リンクを作成できます。
主な用途は次の通りです。
- サーバー招待リンクの作成
- 招待URLの共有
- メンバーをサーバーへ招待
荒らしリスク
基本的には大きなリスクはありませんが、公開サーバーでは注意が必要です。
想定されるリスク
- 招待リンクを外部へ大量拡散
- スパムユーザーの流入
なお、これはサーバーを承認制へすることで対処可能です。詳しくは以下3つの記事をご参照ください。
危険レベル
レベル2(軽度)
ニックネームの変更
Bot権限名
change_nickname
この権限でできること
この権限を持つユーザーは、自分自身のサーバー内ニックネームを変更できます。
できる操作
- 自分のニックネーム変更
- 表示名のカスタマイズ
荒らしリスク
ほぼありません。
ただし、次のような軽微ないたずらが発生する可能性があります。
- 不適切な名前に変更
- スパム的な名前変更
危険レベル
レベル1(軽微)
ニックネームの管理
Bot権限名
manage_nicknames
この権限でできること
この権限を持つユーザーは、他のメンバーのニックネームを変更できます。
主な用途
- メンバーのニックネーム変更
- 不適切な名前の修正
- 管理用の表示名設定
ただし、自分より上位のロールを持つユーザーのニックネームは変更できません。
荒らしリスク
軽度のリスクがあります。
想定される荒らし
- メンバーの名前を勝手に変更
- 不適切なニックネーム設定
危険レベル
レベル2(軽度)
メンバーのキック・承認・拒否
Bot権限名
kick_members
この権限でできること
この権限を持つユーザーは、メンバーをサーバーからキックできます。さらに、申請制のサーバーの場合、「承認」「拒否」の行使もできます。
キックとは、メンバーをサーバーから一時的に退出させる処理です。
できる操作
- メンバーのキック
- 参加申請の拒否
- スパムユーザーの排除
キックされたユーザーは、招待リンクがあれば再参加可能です。
ただし、自分より上位のロールを持つユーザーのキックはできません。
荒らしリスク
比較的高いです。
想定される荒らし
- メンバーの大量キック
- サーバーコミュニティの破壊
- 新規ユーザーの拒否(承認も同様)
危険レベル
レベル4(重大な被害)
メンバーをBAN
Bot権限名
ban_members
この権限でできること
この権限を持つユーザーは、メンバーをサーバーからBANできます。
BANはキックよりも強い処分で、サーバーへの再参加ができなくなります。
できる操作
- メンバーのBAN
- メッセージ履歴の削除
- スパムユーザーの永久排除
ただし、自分より上位のロールを持つユーザーのBANはできません。また管理者権限により、BAN取消操作を行うことで再参加は可能です。
荒らしリスク
非常に高いです。
想定される荒らし
- メンバーの大量BAN
- コミュニティ崩壊
- 管理者以外の排除
危険レベル
レベル5(サーバー崩壊レベル)
メンバーをタイムアウト
Bot権限名
moderate_members
この権限でできること
タイムアウトとは、一定時間メンバーの発言を制限する機能です。
できる操作
- メンバーのタイムアウト設定
- 発言やリアクションの制限
- 一時的な処罰
スパム対策やコミュニティ管理でよく利用されます。
荒らしリスク
中程度です。
想定される荒らし
- 特定メンバーの発言封じ
- 管理権限の悪用
危険レベル
レベル3(中程度)
まとめ
Discordのメンバーシップ権限は、サーバーの秩序を維持するために重要な権限です。
特に次の権限は、誤って付与すると大きな影響を与える可能性があります。
- メンバーのキック(kick_members)
- メンバーのBAN(ban_members)
- メンバーのタイムアウト(moderate_members)
これらの権限は、信頼できる管理者やモデレーターにのみ付与することが重要です。
安全なサーバー運営のためにも、権限設定は慎重に行いましょう。
ご紹介
筆者はDiscordの運営をより良いものにするためのBotを無料公開しています。よければご自身が管理されているサーバーや、参加しているサーバーの管理者に問い合わせて導入してみてはいかがでしょうか。
おすすめ関連記事
よくある質問(FAQ)
- QキックとBANの違いは何ですか?
- A
キックは、メンバーを一時的にサーバーから退出させる処理です。
- 招待リンクがあれば再参加可能
- 一時的な対処として使用される
一方、BANはサーバーへの再参加を禁止する処分です。
- 再参加不可
- スパムユーザーや荒らし対策として使用される
なお、管理者権限によりBAN取消操作を行うことで再参加は可能です。
- Qタイムアウトとはどのような機能ですか?
- A
タイムアウトは、一定時間メンバーの発言やリアクションを制限する機能です。
例えば次のような用途で使用されます。
- スパム投稿の抑制
- トラブルの一時的な鎮静
- モデレーション対応
BANやキックよりも軽い処分として利用されることが多いです。
- QBotにメンバー管理権限を付与しても安全ですか?
- A
Botによっては、メンバー管理権限を必要とするものがあります。
例えば
- モデレーションBot
- スパム対策Bot
- 自動BANシステム
ただし、これらの権限は強力なため、信頼できるBotのみに付与することが重要です。












コメント