Discordでは、サーバー内のチャンネルごとに細かい権限設定を行うことができます。
その中でも「テキストチャンネル権限」は、メッセージの投稿やスレッド作成、ファイル共有など、テキストチャンネルでのコミュニケーションに関する操作を制御する重要な権限です。
例えば次のような操作が該当します。
- メッセージの送信
- スレッドの作成
- ファイルの添付
- メッセージ管理
- 投票の作成
これらの権限は、サーバーの会話環境を管理するうえで非常に重要です。
しかし、設定を誤るとスパム投稿や荒らし行為の原因になる可能性もあります。
この記事では、Discordのテキストチャンネル権限について次の内容を解説します。
- Bot権限として使用される名称
- その権限で何ができるのか
- 荒らされるリスクはあるのか
- 危険度(レベル1(軽微なイタズラ)〜5(サーバー崩壊))
Discordサーバーを安全に運営するためにも、ぜひ参考にしてください。
テキストチャンネルの権限とは?
テキストチャンネル権限とは、テキストチャンネル内でユーザーやBotが実行できる操作を制御する権限です。
主に次のような操作を管理します。
- メッセージ投稿
- スレッド機能
- ファイル共有
- メッセージ管理
- 投票作成
これらの権限はチャンネル単位で設定できるため、サーバー運営では非常に柔軟な管理が可能です。
例えば次のような設定ができます。
- お知らせチャンネルでは管理者のみ投稿可能
- 雑談チャンネルでは全員投稿可能
- 管理チャンネルは管理者のみ閲覧可能
このように、テキストチャンネル権限を適切に設定することで、サーバーの秩序やコミュニケーション環境を維持することができます。
メッセージの送信と投稿の作成
Bot権限名
send_messages
この権限でできること
この権限を持つユーザーやBotは、テキストチャンネルでメッセージを送信することができます。また、フォーラムチャンネルでは新しい投稿を作成することも可能になります。
主な操作は次の通りです。
- テキストチャンネルでメッセージ投稿
- フォーラムチャンネルで投稿作成
- 通常のチャット参加
この権限が無効になっている場合、ユーザーはそのチャンネルでメッセージを書き込むことができません。
荒らしリスク
- メッセージスパム
- 広告投稿
- 不適切なコンテンツ投稿
危険レベル
レベル2(軽度)
スレッドと投稿でメッセージを送信
Bot権限名
send_messages_in_threads
この権限でできること
この権限を持つユーザーは、スレッド内でメッセージを送信することができます。
スレッドとは、特定の話題について会話をまとめるための機能で、メインチャンネルの会話を整理する目的で使用されます。
この権限があると次の操作が可能になります。
- スレッド内でメッセージ投稿
- フォーラム投稿内の会話参加
荒らしリスク
- スレッド内スパム
- スレッド会話の荒らし
危険レベル
レベル2(軽度)
公開スレッドの作成
Bot権限名
create_public_threads
この権限でできること
この権限を持つユーザーは、チャンネル内で公開スレッドを作成できます。
公開スレッドは、そのチャンネルを閲覧できるユーザーなら誰でも参加できるスレッドです。
主な用途は次の通りです。
- 特定テーマの議論
- 会話の整理
- 一時的な会話スペース作成
荒らしリスク
- スレッドの大量作成
- チャンネルの可読性低下
危険レベル
レベル2(軽度)
プライベートスレッドの作成
Bot権限名
create_private_threads
この権限でできること
この権限を持つユーザーは、招待されたメンバーのみ参加できるプライベートスレッドを作成できます。
プライベートスレッドは、特定のメンバーのみで会話したい場合に使用されます。
例
- モデレーター会議
- 小規模な議論
- 管理メンバーの相談
荒らしリスク
比較的低いです。
危険レベル
レベル1(軽微)
埋め込みリンク
Bot権限名
embed_links
この権限でできること
この権限を持つユーザーは、URLを投稿した際にリンクのプレビュー表示(埋め込み表示)を行うことができます。
例えば次のような表示が可能になります。
- YouTube動画の埋め込み
- Webページのプレビュー
- SNS投稿の表示
荒らしリスク
- 詐欺サイト誘導
- 不適切サイト共有
危険レベル
レベル2(軽微)
ファイルを添付
Bot権限名
attach_files
この権限でできること
この権限を持つユーザーは、テキストチャンネルにファイルやメディアをアップロードできます。
主な例
- 画像投稿
- 動画投稿
- PDF共有
- その他ファイル共有
荒らしリスク
- 不適切画像投稿
- 画像スパム
- 大量ファイル投稿
危険レベル
レベル3(中程度)
リアクションの追加
Bot権限名
add_reactions
この権限でできること
メッセージに絵文字リアクションを追加できます。
主な用途
- 投票リアクション
- 共感リアクション
- 会話の補助
荒らしリスク
- リアクションスパム
危険レベル
レベル1(軽微)
外部の絵文字を使用する
Bot権限名
use_external_emojis
この権限でできること
他のサーバーのカスタム絵文字を使用できます。
ただし、この機能はDiscord Nitroユーザーのみ利用可能です。
荒らしリスク
軽微
危険レベル
レベル1(軽微)
外部のスタンプを使用する
Bot権限名
use_external_stickers
この権限でできること
他のサーバーのスタンプを使用できます。
こちらもDiscord Nitroユーザー限定機能です。
荒らしリスク
軽微
危険レベル
レベル1(軽微)
@everyone、@here、全てのロールにメンション
Bot権限名
mention_everyone
この権限でできること
この権限があると次のメンションが使用できます。
- @everyone(サーバー全員)
- @here(オンラインメンバー)
- ロールメンション
荒らしリスク
- 通知スパム
- メンバー全員への迷惑通知
危険レベル
レベル3(中程度)
メッセージの管理
Bot権限名
manage_messages
この権限でできること
この権限を持つユーザーは、他のユーザーが投稿したメッセージを管理できます。
主な操作
- メッセージ削除
- スパム削除
- 不適切投稿削除
荒らしリスク
- 会話履歴削除
- 証拠隠滅
危険レベル
レベル3(中程度)
メッセージをピン留め
Bot権限名
pin_messages
この権限でできること
重要なメッセージをチャンネル上部に固定できます。
主な用途
- ルールの固定
- 重要情報の表示
- お知らせの固定
荒らしリスク
軽微
危険レベル
レベル1(軽微)
低速モードを回避
Bot権限名
manage_messages
この権限でできること
チャンネルに設定されているスローモード(投稿間隔制限)を無視して投稿できます。
荒らしリスク
- スパム投稿
危険レベル
レベル2(軽度)
スレッドと投稿の管理
Bot権限名
manage_threads
この権限でできること
スレッドの管理操作を行うことができます。
主な操作
- スレッド削除
- スレッド編集
- スレッドクローズ
荒らしリスク
- スレッド削除
- 会話履歴破壊
危険レベル
レベル3(中程度)
メッセージ履歴を読む
Bot権限名
read_message_history
この権限でできること
過去のメッセージ履歴を閲覧できます。
この権限が無い場合、ユーザーはオンライン中に投稿されたメッセージのみ閲覧可能になります。
荒らしリスク
ほぼなし
危険レベル
レベル1(軽微)
テキスト読み上げメッセージを送信する
Bot権限名
send_tts_messages
この権限でできること
/ttsコマンドを使用した読み上げメッセージを送信できます。
このメッセージは、チャンネルにフォーカスしているユーザーの端末で音声再生されます。
荒らしリスク
- 音声スパム
危険レベル
レベル3(中程度)
ボイスメッセージを送信
Bot権限名
send_voice_messages
この権限でできること
テキストチャンネルに音声メッセージ(ボイスメッセージ)を投稿できます。
荒らしリスク
軽微
危険レベル
レベル1(軽微)
投票の作成
Bot権限名
create_polls
この権限でできること
Discordの投票機能を使用してアンケートを作成できます。
主な用途
- コミュニティ投票
- 意見収集
- イベント決定
荒らしリスク
- 投票スパム
危険レベル
レベル1(軽微)
ご紹介
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よくある質問(FAQ)
- Qテキストチャンネル権限はチャンネルごとに設定できますか?
- A
はい、テキストチャンネル権限はチャンネル単位で設定可能です。
例えば次のような設定ができます。
- お知らせチャンネルは管理者のみ投稿
- 雑談チャンネルは全員投稿可能
- Qテキストチャンネルで特に注意すべき権限はどれですか?
- A
特に注意すべき権限は次の3つです。
- メッセージの管理
- ファイルの添付
- @everyoneメンション
これらはスパムや荒らしに悪用されやすい権限です。
- QBotにテキストチャンネル権限を付与しても安全ですか?
- A
Botによってはテキストチャンネル権限が必要です。
例えば
- 自動返信Bot
- モデレーションBot
- ログ保存Bot
ただし、必要な権限だけ付与する「最小権限の原則」を守ることが重要です。







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