Discordでは、音声通話を行うための「ボイスチャンネル」に対しても細かい権限設定を行うことができます。
これらの権限は、誰が通話に参加できるのか、誰が発言できるのか、さらにはメンバーのミュートや移動などを管理するために使用されます。
例えば次のような操作が該当します。
- ボイスチャンネルへの接続
- 通話での発言
- カメラ・画面共有
- メンバーのミュート
- メンバーの移動
これらの権限は、通話環境の秩序を保つために非常に重要な権限です。特に管理系の権限を誤って付与してしまうと、荒らしによって通話が妨害される可能性もあります。
この記事では、Discordのボイスチャンネル権限について
- Bot権限として使用される名称
- その権限で何ができるのか
- 荒らされるリスクはあるのか
- 危険度(レベル1(軽微なイタズラ)〜5(サーバー崩壊))
を分かりやすく解説します。
ボイスチャンネルの権限とは?
ボイスチャンネル権限とは、音声通話に関する操作を制御する権限です。
主に次のような操作を管理できます。
- ボイスチャンネルへの参加
- 通話での発言
- カメラや画面共有
- メンバーのミュート
- メンバーの移動
これらの権限はチャンネル単位で設定可能であり、サーバーの運営方針に応じて柔軟に設定できます。
例えば次のような運用が可能です。
- 雑談通話は誰でも参加可能
- イベント通話は発言権を制限
- 管理者のみメンバーをミュート可能
このように、ボイスチャンネル権限を適切に設定することで、快適で安全な通話環境を維持することができます。
接続
Bot権限名
connect
この権限でできること
この権限を持つユーザーやBotは、ボイスチャンネルに接続して通話に参加することができます。
主な操作
- ボイスチャンネルへの参加
- 他メンバーの会話を聞く
- 通話の待機
この権限が無効になっている場合、そのユーザーはボイスチャンネルに入室すること自体ができません。
荒らしリスク
- 通話への無断参加
- 通話の聞き専参加
危険レベル
レベル1(軽微)
発言
Bot権限名
speak
この権限でできること
この権限を持つユーザーは、ボイスチャンネル内でマイクを使用して発言することができます。
この権限が無効の場合、ユーザーは通話に参加できても発言できません。
主な用途
- 通常の通話
- 会議
- ゲームボイスチャット
荒らしリスク
- 通話荒らし
- マイクスパム
- 騒音
危険レベル
レベル2(軽度)
WEBカメラ
Bot権限名
stream
この権限でできること
この権限を持つユーザーは、ボイスチャンネルでカメラ映像や画面共有、ゲーム配信を行うことができます。
具体的には次のような機能が使用できます。
- カメラ映像の配信
- 画面共有
- ゲーム配信
荒らしリスク
- 不適切な映像配信
- 不快な映像共有
危険レベル
レベル3(中程度)
サウンドボードを使用
Bot権限名
use_soundboard
この権限でできること
この権限を持つユーザーは、Discordのサーバーサウンドボードを使用して音声効果を再生できます。
例
- 効果音
- ミーム音声
- リアクション音
荒らしリスク
- 音声スパム
危険レベル
レベル2(軽度)
外部のサウンドの使用
Bot権限名
use_external_sounds
この権限でできること
この権限を持つユーザーは、他のサーバーのサウンドボード音声を使用することができます。
ただしこの機能はDiscord Nitroユーザー限定です。
荒らしリスク
- 不適切音声再生
危険レベル
レベル1(軽微)
音声検出を使用
Bot権限名
use_voice_activation
この権限でできること
この権限を持つユーザーは、音声検出モード(Voice Activity)で通話を行うことができます。
つまり
- 話すと自動で音声が送信される
- プッシュトゥトークが不要
荒らしリスク
- 背景ノイズ
- 騒音
危険レベル
レベル1(軽微)
優先スピーカー
Bot権限名
priority_speaker
この権限でできること
この権限を持つユーザーが発言すると、他のユーザーの音量が自動的に下がり、声が聞こえやすくなります。
主に次の用途で使用されます。
- イベント司会
- 会議進行
- 配信者
荒らしリスク
- 通話妨害
危険レベル
レベル2(軽度)
メンバーをミュート
Bot権限名
mute_members
この権限でできること
この権限を持つユーザーは、他のメンバーのマイクを強制的にミュートすることができます。
主な用途
- 通話荒らし対策
- 会議の秩序維持
荒らしリスク
- 他ユーザーを強制ミュート
危険レベル
レベル3(中程度)
メンバーのスピーカーをミュート
Bot権限名
deafen_members
この権限でできること
この権限を持つユーザーは、他のメンバーをスピーカーミュート(強制的に聞こえない状態)にできます。
対象ユーザーは
- 他人の声が聞こえない
- 自分も発言できない
状態になります。
荒らしリスク
- 通話から実質排除
危険レベル
レベル3(中程度)
メンバーを移動
Bot権限名
move_members
この権限でできること
この権限を持つユーザーは、他のメンバーを別のボイスチャンネルへ移動させることができます。
例
- 通話整理
- イベント誘導
荒らしリスク
- 通話メンバー強制移動
- 通話妨害
危険レベル
レベル3(中程度)
ボイスチャンネルステータスを設定
Bot権限名
set_voice_channel_status
この権限でできること
この権限を持つユーザーは、ボイスチャンネルのステータス(通話の状態やテーマ)を設定できます。
例えば
- 雑談中
- 会議中
- ゲーム中
などの状態表示を設定できます。
荒らしリスク
ほぼありません。
危険レベル
レベル1(軽微)
まとめ
Discordのボイスチャンネル権限は、通話環境を管理するための重要な機能です。
特に注意すべき権限は次の通りです。
- メンバーをミュート
- メンバーを移動
- WEBカメラ
これらの権限は、悪用されると通話妨害や荒らし行為につながる可能性があります。
そのため、Discordサーバーを安全に運営するためには、必要最小限の権限のみ付与することが重要です。
ご紹介
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よくある質問(FAQ)
- Qボイスチャンネル権限はチャンネルごとに設定できますか?
- A
はい、ボイスチャンネル権限はチャンネル単位で設定可能です。
例えば、雑談通話は誰でも参加可能、イベント通話は発言を制限するなど柔軟な設定ができます。
- Qボイスチャンネルで特に注意すべき権限はどれですか?
- A
特に注意すべき権限は次の3つです。
- メンバーをミュート
- メンバーを移動
- メンバーのスピーカーをミュート
これらは通話を直接コントロールできるため、荒らしに悪用される可能性があります。
- QBotにボイスチャンネル権限を付与しても安全ですか?
- A
音楽Botや管理Botなど、ボイスチャンネルを利用するBotにはこれらの権限が必要になる場合があります。
ただし、安全性を確保するためには
- 必要な権限のみ付与する
- 信頼できるBotのみ導入する
ことが重要です。








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