Discordサーバーを運営していると、
- スパム対策を強化したい
- 荒らしを事前にブロックしたい
- 参加者の質を保ちたい
と感じることはありませんか?
そんなときに有効なのが、Discordの「参加の申請(Join Request)」機能です。これは管理者が承認しない限り、ユーザーがサーバーに参加できない仕組みです。
本記事では、やり方・メリット・デメリットを詳しく解説します。
参加の申請機能とは?
「参加の申請」は、公開リンク経由で参加しようとしたユーザーに対して、即時参加ではなく
- 申請 → 管理者承認
のフローを挟む仕組みです。
従来のDiscordは「招待リンク=即参加」が基本でした。しかし、近年はスパムや荒らし対策の強化が求められ、段階的な参加管理ができるようになっています。
参加の申請の設定方法(やり方)
※2026年2月現在、iPhoneやiPadでは設定ができず、設定するにはPCが必須のようです。
手順① サーバー設定を開く
- サーバー名をクリック
- 「サーバー設定」を選択
手順② アクセス設定へ移動
- 左メニューの「アクセス」をクリック
- 「参加の申請」を選択

手順③ 申請制を有効化
- 「参加の申請を有効にする」をON
- 必要に応じて質問項目を設定
- 保存

これで、招待リンクからの参加は“即参加”ではなく“申請制”になります。
なお、質問項目は最大5つまで。質問形式は
- 短文回答
- 長文回答
- 選択式
- サーバールール
の4つから選択することができます。
続き④ 申請する側の視点

サーバーへの招待方法は従来と同じで、リンクやQRコード等が選べます。
リンクの場合、従来だとクリックした時点で即参加できましたが、申請制の場合は次の画面になります。

上記「手順3」で入力した質問内容が表示されます。これらに回答し【送信】ボタンを押下すると、承認されるまでは次のような画面になります。

サーバーアイコンの所に砂時計のアイコンが追加され、選択すると申請したサーバーが表示されます。しかし、選択してもサーバーの中身は承認されるまでみられません。
続き⑤ 申請される側の視点

メンバーの「保留中」の欄に申請者一覧が表示されます。ここで、
- 承認
- 拒否
- インタビュー
の対象となるユーザーをクリックします。(アイコンをクリックするとプロフィールが開くので、アイコンの右横の余白部分をクリックします)

ここで、
- 承認(サーバーへの参加を許可)
- 拒否(サーバーへの参加を拒否)
- インタビュー(追加の確認等、申請者とチャットができます。)
を選択できます。
参加の申請を導入するメリット
① 荒らし・スパム対策になる
最大のメリットはこれです。
申請時点で怪しいアカウントを排除できるため、
- 過去に”荒らし”を行ったユーザー
- 明らかに不審なユーザー名
- 回答が雑な申請
などを事前に弾けます。
公開型サーバーを運営している場合、これは非常に大きな防御策になります。
② サーバーの質を保てる
特に、
- 投資系コミュニティ
- 学習系サーバー
- 有料級情報を扱う場所
などでは「誰でも入れる」状態はリスクになります。
参加時に
- 「ルールを読みましたか?」
- 「参加目的は何ですか?」
といった質問を設定することで、参加者の本気度を測ることができます。
コミュニティの質を維持する上では非常に有効です。
③ ルール同意を確実に取れる
通常は「ルールチャンネルを読んでね」という形になりますが、読まずに参加する人も多いのが現実です。
申請制にすれば、
- ルールへの同意チェック
- 簡単な理解確認
を事前に行え、トラブル予防にもつながります。
④ 初期荒れを防げる
サーバー立ち上げ直後は荒らしに狙われやすい傾向があります。
特にSNSで拡散した直後は要注意です。
申請制にすることで、拡散後の突発的な荒らし流入を防ぐことができます。
参加の申請のデメリット
① 管理者の手間が増える
これは最大のデメリットと言えると思います。
- 申請確認
- 承認・拒否作業
- 対応ログの確認
など、一定の運営工数が発生します。
人数が増えてくると、かなりの負担になります。
② 参加ハードルが上がる
「すぐ参加できない」ことで、ライトユーザーが離脱する可能性があります。
特にエンタメ系・雑談系サーバーでは、
- 申請が面倒
- 承認待ちが長い
という理由で参加をやめる人も出てきます。
拡大フェーズのサーバーでは慎重に検討すべきです。
③ 承認待ち時間の問題
管理者が忙しい場合、
- 1日以上放置
- 返信が遅い
といった状況が発生します。
結果として機会損失になることもあります。対策としては、
- モデレーター(管理者権限保有者)を増やす
- 承認担当を決める
- 通知を有効にする
などの体制整備が必要です。
④ コミュニティの拡散力が弱まる可能性
招待リンクを貼っても「即参加」ではないため、拡散スピードは落ちます。
短期間で人数を増やしたい場合には不向きです。
どんなサーバーにおすすめ?
申請制が向いているサーバー
- ビジネス系
- 投資・副業系
- クローズドコミュニティ
- 有料コミュニティ
- 小規模で濃い交流を目指す場合
向いていないサーバー
- 大規模公開コミュニティ
- ゲーム募集サーバー
- 拡散重視のエンタメ系
Botによる自動承認との違い
以前は、ルール同意ボタンを押させて自動ロール付与する方式が主流でした。
しかしそれは「参加後に制限をかける」仕組みです。
一方、参加の申請は「参加前に審査する」仕組みです。
防御力という意味では、申請制の方が一段階強いです。
まとめ
Discordの「参加の申請」機能は、
- 荒らし対策
- 質の担保
- ルール徹底
に非常に有効な機能です。(過去、私が紹介した承認制サーバーの中でも最も強力な承認機能です)
ただし、申請の承認・否認は管理者権限を有するユーザー以外できないため、
- 管理負担が増える
- 参加ハードルが上がる
という明確なデメリットもあります。
サーバーの目的によって、
- 拡大重視 → 即参加型
- 品質重視 → 申請制
と使い分けるのが理想です。
運営方針に合わせて、最適な参加方式を選びましょう。
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よくある質問(FAQ)
- Q参加の申請はどんなサーバーでも使えますか?
- A
基本的にはコミュニティ機能が有効になっているサーバーで利用できます。
「サーバー設定」→「コミュニティ」を有効化していない場合は、先にコミュニティサーバーへ移行する必要があります。
個人用の小規模サーバーでは表示されない場合もあるため、設定が見当たらない場合はまずコミュニティ設定を確認しましょう。
- Q申請時に質問は必須で設定した方が良いですか?
- A
可能であれば、最低1〜2問は設定するのがおすすめです。
例えば、
- ルールを読みましたか?
- 参加目的を教えてください
といった簡単な質問でも、荒らしアカウントの多くはここで振り落とせます。
ただし、質問が多すぎると参加ハードルが上がるため、3問以内が現実的です。
- Q承認作業が大変になった場合の対策は?
- A
参加希望者が増えると、管理者の負担は確実に増えます。
対策としては、
- モデレーター(管理者権限保有ユーザー)を増やす
- 承認専用ロールを作る(別記事参照)
- 承認ルールを明文化する
といった運営体制の整備が有効です。
特に「承認基準を文章化」しておくと、判断のブレを防げます。
- Q申請制とBot認証はどちらが安全ですか?
- A
結論から言うと、
- 安全性重視なら「参加の申請」
- 効率重視なら「Bot認証」
です。
Bot認証は自動化できるため負担は軽いですが、突破される可能性はゼロではありません。
参加前に審査できる申請制の方が、防御力は一段階高いと言えます。
- Q一度承認したユーザーは再申請が必要ですか?
- A
通常は不要です。
一度参加したメンバーが退室し、再度同じ招待リンクから参加する場合は、サーバー設定によって再申請が必要になるケースもあります。
再入室ポリシーをどうするかも、運営方針として決めておくとトラブル防止になります。
- Q公開サーバーでも申請制にすべきですか?
- A
一概には言えません。
- 人数拡大を最優先するなら即参加型
- コミュニティの質を重視するなら申請制
という考え方が基本です。
途中から荒れ始めた場合の“テコ入れ策”として申請制に切り替えるのも有効な方法です。
- Q承認待ち時間はどれくらいが理想ですか?
- A
理想は「24時間以内」です。
それ以上待たせると、参加意欲が下がる可能性があります。
通知設定をONにしておく、承認担当を決めておくなど、運営側のフロー整備が重要です。
- Q途中から申請制に変更すると既存メンバーに影響はありますか?
- A
基本的に既存メンバーには影響ありません。
変更の影響を受けるのは「これから参加するユーザー」です。
ただし、運営方針が変わることになるため、アナウンスチャンネルで理由を説明しておくとコミュニティの信頼維持につながります。






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