みなさま、こんにちは。今回は在宅勤務を約4年続けてきた私が感じたメリットとデメリットをご紹介しようと思います。
在宅勤務のメリット
- 自分のペースで仕事ができる
- 平日(仕事の日)も自分の時間を確保することができる
- 仕事の合間(上司やお客さんの確認や指示を待つ時間)を有効活用できる
- 満員電車に乗る必要がない
- ◯◯をしながら仕事ができる
私が感じたメリットは上記の5つです。大きく分けると「時間」「環境」の2つにおいてメリットが大きいと思います。それぞれに対して、どのようなメリットがあるのかを次の見出しで紹介します。
在宅勤務のメリット 時間編
時間編で紹介するのは、以下3点(+1点)です。
- 自分のペースで仕事ができる
- 平日(仕事の日)も自分の時間を確保することができる
- 仕事の合間(上司やお客さんの確認や指示を待つ時間)を有効活用できる
- (満員電車に乗る必要がない)
まず、一例ですが私が出社していた時期と在宅勤務の1日のスケジュールをご紹介しましょう。
- 07:00起床
歯磨き、洗顔、髭剃り、
着替え。朝食はなし。 - 07:30出発
地獄の満員電車へ
- 08:30職場到着
業務開始準備
- 09:00業務開始
〜仕事中〜
- 12:00昼休憩
立ち食い蕎麦で腹を満たす
- 13:00昼休憩終了&午後開始
〜仕事中〜
- 17:30定時
ほぼ毎日残業がある
- 20:00業務終了&退社
朝と違い、満員電車にはならない
- 21:00自宅到着&風呂
帰宅と同時に風呂
- 21:30風呂上がる&洗濯開始
風呂上がりと同時にバスタオル含め洗濯
- 22:00晩飯
洗濯中に晩飯。主にスーパーの見切り品の刺身等を食べる
- 22:30晩飯終了&洗濯終了
洗濯物を干し、食器を洗う
- 23:00自由時間
・YouTube等を視聴
・就寝前に歯磨き - 25:00就寝
- 08:00起床
歯磨き、洗顔、髭剃り。
朝食は仕事しながら。 - 08:30PC立ち上げ
業務開始準備
- 09:00業務開始
〜仕事中〜
朝食を食べながら。 - 12:00昼休憩
晩飯の買い出し。
昼飯は基本カップ麺。 - 13:00昼休憩終了&午後開始
〜仕事中〜
待ち時間に家の掃除や晩飯の準備 - 17:30定時
ほぼ毎日残業がある。
待ち時間に風呂に入ることもある。 - 20:00業務終了&晩飯準備
仕事中に下拵えを済ませているので直ぐに準備できる
- 20:30晩飯
- 21:30晩飯終了
食器を洗う
- 22:00自由時間
この時間は以下のいずれかを行う(複数も有)。
- ゴルフ打ちっぱなし
- ダーツバーに行く
- ブログ執筆
- YouTube視聴
- 歯磨き
- 26:00就寝
上記はあくまで一例ですが、私の1日のスケジュールとなります。ご注目頂きたいのは以下3点。
- 起床時間と就寝時間を1時間遅らせることが可能
- 通勤時(07:30〜21:00)、在宅時(08:30〜20:00)と同じ稼働時間でも2時間の乖離
- 通勤時の自由時間は2時間、在宅時の自由時間は4時間と2倍
仕事している時間は双方共に一緒であるが、出社していた頃は2時間も多く仕事に対して時間を掛けていました。その正体は、移動時間です。この移動時間というのが、勤務時間に含まれないのに結構体力を使うんですよね💦
その上、デスクワークをされている方の中には分かって下さる方もいるかと思いますが、業務時間ってずっと仕事がある訳では無いんですよね。しかし、出社していると仕事がなくても仕事を探して仕事してる風を装わないと上司の目が気になりますよね。
ほんま、「あの時間って何なん?無駄すぎん?休憩させてや!!」
って思うのは私だけでは無いはずです。
在宅勤務では仕事をする上で無駄な「移動時間」と「無意味な空白時間」を掃除や晩飯の下拵え等に充てることで有効活用できます。そして、それらをコントロールすることにより自分のペースで業務を行えることが最大のメリットであると感じています。
在宅勤務のメリット 環境編
環境編で紹介するのは、以下2点です。
- 満員電車に乗る必要がない
- ◯◯をしながら仕事ができる
「満員電車の乗る必要がない」については、時間編でも少し取り上げましたが結構体力を消費するんですよね。混雑する路線を使われている方なら分かって下さるかと思いますが、特に夏場は地獄です。
声には出さないですが「こいつ風呂入ってんか?」と鼻を疑う程に強烈な体臭を放つ客の近くに乗り合わせた日は、冗談抜きで午前の仕事なんて出来たもんじゃないです。私は子供の頃より乗り物酔いになることが多く、ほんとキツいです。
それが在宅勤務だと一切ないので非常にありがたいです。
続いて「◯◯をしながら仕事ができる」についてですが、皆様の職場環境はいかがでしょうか。オフィスで「音楽を聴きながら」「ご飯を食べながら」「(台風や地震等の)ニュースを見ながら」仕事できますか?
最近はホワイトな職場も増えてきたと思うので、一昔前に比べると緩和されている部分もあるでしょう。しかしながら、”上司の目があると“と思うと、いくら緩和されていたとしても乍ら業務は難しいのではないでしょうか。
もちろん、「監視の目が無いからサボる」ことを推奨している訳ではございません。しかしながら人は長時間ずっと集中して仕事することは難しいです。もっと言うと台風や地震が発生した時に自宅や身内が巻き込まれているとなると、とても仕事に集中なんかできません。
甘えのようにも捉えられかねないですが、仕事に対して最大限のパフォーマンスを出す為には仕事に集中できる環境を作り出す事にあると私は考えております。
在宅勤務のデメリット
- 通勤手当が支給されない
- 光熱費(主に電気代)が高くなる
- 生活習慣が乱れやすくなる
- 運動不足になる
- 人とのコミュニケーションが極端に減る
私が感じたデメリットは上記の5つです。大きく分けると「お金」「生活(健康)」の2つにおいてデメリットがあると思います。それぞれに対して、どのようなデメリットがあるのかを次の見出しで紹介します。
在宅勤務のデメリット お金編
お金編で紹介するのは、以下2点です。
- 通勤手当が支給されない
- 光熱費(主に電気代)が高くなる
在宅勤務である以上、電車・バス等の通勤定期の支給は無くなります。その上、光熱費(特に電気代。もっというと夏・冬のエアコン)は一気に跳ね上がります。体感ですが、エアコンを使用する季節は1ヶ月当たりの電気代が8,000円ほど高くなりました。
「この電気代って確定申告で何とかならないの?」
って考えられる方もいらっしゃるかと思いますが、もし経費で計上するなら「特定支出控除」と呼ばれる制度を利用する事になるかと思います。「特定支出控除」とは簡単に言うと”給与所得控除を差し引いて、更に特定支出控除を差し引き、税金がかかる所得を減らし節税できる制度”です。
しかしながら、「特定支出控除」が適用される項目は非常に限られています。当記事で詳細には触れませんが、光熱費に該当する項目は存在しません。
仮に光熱費に該当する項目が存在したとしても「特定支出控除に該当する支出が給与所得控除の50%を超えなければならない」の条件を満たす事は難しいでしょう。
- 年収300万:(給与所得控除:98万円)(特定支出控除の条件を満たすためには49万円以上必要)
- 年収400万:(給与所得控除:124万円)(特定支出控除の条件を満たすためには62万円以上必要)
- 年収500万:(給与所得控除:144万円)(特定支出控除の条件を満たすためには72万円以上必要)
■計算式
180万超〜360万以下:(収入額×30%)+8万円
360万超〜660万以下:(収入額×20%)+44万円
在宅勤務により年50万以上(月4万円以上)も支出が増える事は中々無いと思うので、2024年時点の話ではありますがこのデメリットだけは回避できないです。
強いて言うなら最近は徐々に「在宅勤務手当」を支給する会社も増えてきたので、このデメリットを回避するためには手当を支給してくれる会社に行けば多少回避できます。しかし、通勤手当は月15万円まで非課税ですが在宅勤務手当はすべて所得税の課税対象となりますのでお忘れ無く。(2024年時点)
在宅勤務のデメリット 生活(健康)編
生活(健康)編で紹介するのは、以下3点です。
- 生活習慣が乱れやすくなる
- 運動不足になる
- 人とのコミュニケーションが極端に減る
さて、本題に入る前に少しご紹介。
コロナ禍のサラリーマン川柳でこんなのがありました。
- 出勤が 運動だったと 気付く腹
- チャットへの 返信だけで 終わった日
この川柳が全てを物語ってますよね。
- 朝も始業直前まで寝てても問題ありません
- 外に出る必要もありません
- 用が無ければ人と話す必要もありません
そうなんです。人って”やらなければならない“となると大体やれるのですが、”やってもやらなくてもどっちでも“となると大体やらないんです。怠け癖があると自覚されてる方は要注意です。気づいた時には巻き返せなくなります。
私自身、出社していた頃は身長165cmくらいで体重56kgくらいでした。しかし、在宅勤務を4年続けた今は身長そのままで体重が58kg〜59kgとなりました。まだ許容範囲内に留まっていますが、このまま何もしないと2年後(30歳になった時)に地獄を見る気がしてジムに通い始めました。
この記事でも書きましたが、学生時代は難なくできたことも今は非常にキツく感じます。皆さんもやるなら今からです。お金を掛ける必要は無いですが、出来る事は出来る内にやっておいた方が良いですよ。
最後に人とのコミュニケーションですが、これも出社時に比べると格段に減りましたね。出社した時は仕事の合間で雑談をよくしていましたが、在宅勤務だと雑談の為にわざわざ電話なんてしないですよね。
ご結婚されている方や、恋人がいらっしゃる方、友人が多くいる方は何の問題も無いかと思いますが、仕事の為に別の地域に引っ越し普段喋る人が職場の人だけと言う方は要注意です。コミュニケーションを一定期間以上行わないと、人と話すことが難しく感じるようになってしまいます。
世間話でも時事ニュースネタでも何でも良いです。職場以外で話せる人を作った方が健康の為にも絶対良いので、習い事やオフ会等に参加してみてはいかがでしょうか。
まとめ
これまで私が感じた在宅勤務についてのメリット・デメリットについて書きましたが、結局のところ”お金は頑張れば稼げる“が”時間は頑張っても1日24時間“なので、メリットの方が大きいのかなと個人的には思っております。
しかしながら新卒の会社員の方は、お金に関する負担が大きく”時間があっても何もできない“となるなら最初3年ほどは出社でも良いのかなとも思います。(卒業後から個人事業主や会社経営を行う予定の方は問題ないと思います)
皆さまはどのように感じましたでしょうか。是非、Xや当サイトのお問い合わせフォームよりご意見をお寄せください。
ここまでお読み頂きありがとうございました。