Discordでサーバーを運営する上で欠かせないのが「ロール」と「権限設定」です。
ロールを活用することで、メンバーごとにできる操作を制御し、安全で快適なコミュニティを作ることができます。
しかし、Discordの権限は種類が多く、
- どの権限が危険なのか分からない
- どこまで許可すればいいのか迷う
- Botにどの権限を付与すべきか分からない
と悩む方も多いのではないでしょうか。この記事では、これまで解説してきた内容をまとめとして
- Discordロール権限の基本
- 各権限の種類と役割
- 危険な権限の見分け方
- おすすめのロール設計
を初心者にも分かりやすく体系的に解説します。
Discordロールと権限の基本
Discordの「ロール」とは、メンバーに対して権限をまとめて付与する仕組みです。
例えば
- 管理者ロール
- モデレーターロール
- 一般メンバーロール
といった形で役割を分けることができます。
ロールごとに設定できるのが「権限」であり、次のような操作を制御できます。
- チャンネルの管理
- メッセージ投稿
- 通話機能
- メンバー管理
- Bot操作
この仕組みによって、サーバーの安全性と利便性を両立することができます。
Discord権限の種類一覧
Discordの権限は大きく6つに分類されます。
- サーバー全般の権限
- メンバーシップの権限
- テキストチャンネル権限
- ボイスチャンネル権限
- アプリ・イベント権限
- 高度な権限(管理者など)
それぞれの特徴を簡単に解説します。
サーバー全般の権限の特徴
サーバー全体に影響する権限です。
主な例
- チャンネル管理
- ロール管理
- メンバー管理
これらは影響範囲が広いため、慎重な設定が必要です。
メンバーシップ権限の特徴
メンバーに直接影響する権限です。
主な例
- 招待の作成
- ニックネームの管理
- メンバーの追放
これらは、サーバーの秩序にも影響するため、サーバー全般の権限同様に慎重な設定が必要です。
主な例
- チャンネル管理
- ロール管理
- メンバー管理
これらは影響範囲が広いため、慎重な設定が必要です。
テキストチャンネル権限の特徴
テキストチャンネルでの行動を制御します。
主な内容
- メッセージ送信
- ファイル添付
- メッセージ管理
特に次の権限は注意が必要です。
- メッセージの管理
- ファイルの添付
- @everyoneメンション
ボイスチャンネル権限の特徴
音声通話に関する操作を管理します。
主な内容
- 通話参加
- 発言
- メンバーのミュート
- メンバーの移動
通話系の荒らし対策として重要です。
アプリ・イベント権限の特徴
比較的新しい機能に関する権限です。
主な内容
- スラッシュコマンド
- アクティビティ
- イベント作成
Botを利用する場合は特に重要になります。
高度な権限(管理者)の注意点
「管理者(Administrator)」は最も強力な権限です。
この権限を持つユーザーは
- すべての権限を持つ
- チャンネル制限を無視できる
つまり、サーバーを完全に操作できる状態になります。(サーバー所有者と若干の違いはあるものの、ほぼ同等の操作が可能となります・)
付与は最小限にしましょう。
危険な権限ランキング
過去、5本に分けて投稿してきた権限の危険性について、危険度レベル3以上を危険度順にまとめると、次のとおりです。
| 権限名 | 危険度 | 具体例 |
|---|---|---|
| 管理者 | サーバー所有者とほぼ同等の操作が 可能になるので、何でも出来るようになる | |
| メンバーBAN | 一度BANすると、BAN解除するまで サーバーへ参加することが出来ない | |
| チャンネルの管理 | チャンネル削除等、取り返しのつかない 荒らしに遭う恐れあり | |
| ロールの管理 | ロールの作成や編集により、サーバー構成や 権限構成を荒らされる恐れあり | |
| メンバーのキック ・承認・拒否 | メンバーの追放、無断承認/拒否による 荒らしに遭う恐れあり | |
| ウェブフック の管理 | なりすましによるメッセージ投稿等 | |
| サーバー管理 | サーバー名・コミュニティ設定 ・検証レベルの変更等 | |
| メンバーを タイムアウト | メンバーの発言を封じる等のイジメ、 イタズラが発生する可能性あり | |
| ファイルを添付 | ※NSFWコンテンツの投稿等 | |
| 全てのロール にメンション | メンバー全員への迷惑通知等 | |
| メッセージの管理 | 会話履歴(イタズラ等の証拠)の削除 | |
| スレッドと 投稿の管理 | スレッド(会話履歴)の削除 | |
| テキスト 読み上げ メッセージ を送信する | VCでの会話妨害等 | |
| WEBカメラ | 不適切映像の公開等 | |
| メンバー をミュート | メンバーの発言を封じる等のイジメ、 イタズラが発生する可能性あり | |
| メンバーの スピーカー をミュート | メンバーの発言を封じる等のイジメ、 イタズラが発生する可能性あり | |
| メンバーを移動 | 通話妨害等のイジメ、 イタズラが発生する可能性あり |
“Not Safe For Work”=「職場閲覧注意」
おすすめのロール構成
初心者でも安全に運用できる構成例です。
管理者ロール
- 管理者権限
但し、一度荒らされると修復不可能になるかもしれないので、身内など信頼できる人のみに与えることが重要です。
モデレーターロール
- メッセージ管理(他人の不適切メッセージの排除)
- メンバー管理(不適切なニックネームの変更、違反者のキック、承認・拒否)
- 通話管理(不適切な会話をするユーザーのミュート、移動など)
一般メンバー
- メッセージ送信
- 通話参加
など、デフォルト設定がおすすめ。
Botロール
- 必要最低限の権限のみ付与
botが必要としないロールの付与は、思わぬトラブルに巻き込まれる恐れがあります。
権限設定のコツ(重要)
安全に運用するためのポイントです。
- 必要な権限だけ付与する
- 管理者権限は極力使わない
- Botにも最小権限を適用する
- テスト用サーバーで権限の効力を自身の目で確認する
まとめ
Discordのロール権限は、サーバー運営の基盤となる重要な仕組みです。
- 権限は大きく6種類に分かれる
- 危険な権限(当サイトで紹介するレベル3以上の権限)は限定的に付与する
- 最小権限の原則を守る
これらを意識することで、安全で快適なサーバー運営が可能になります。
ご紹介
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おすすめ関連記事
より詳しく知りたい方は、以下の記事も参考にしてください。
- サーバー権限の詳細解説
- テキストチャンネル権限の詳細解説
- ボイスチャンネル権限の詳細解説
- アプリ・イベント権限の詳細解説
よくある質問(FAQ)
- Qロールと権限の違いは何ですか?
- A
ロールは「権限のセット」、権限は「できる操作」です。
- Q管理者権限は誰に付与すべきですか?
- A
信頼できるメンバー(親族・身内・現実世界で会う親友等)のみに限定しましょう。
基本的には最小人数が理想です。
- QBotに管理者権限を付けても大丈夫ですか?
- A
基本的には不要です。
必要な権限のみ付与するのが安全です。









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