はじめに
みなさま、こんにちは。本日は過去本格的にやっていたダーツから得た学びについてご紹介いたします。(ダーツの上達に関する記事ではございません。)まず、皆さんはダーツをした経験はございますでしょうか?
一昔前、ボーリングはオフ会や2次会等でよく行われた記憶があるのですが、ダーツって酒場のついでという位置付けにあるように思います。なので、「ボーリングはあるがダーツはない」と言う方がほとんどかなと思います。
正直、この記事で紹介する学びはどの競技に於いても同じことが言えるので、よければ最後までお付き合いください。
そもそもダーツって?
ダーツをした事がある方はここは読み飛ばして下さい。
そもそもダーツのゲームは公式戦で採用されているゲームが2種類、プロ試験に採用されているゲームが3種類(内1つは公式でも採用されている)あります。その他にも、酒の場を盛り上げるためのパーティーゲームが複数あります。
パーティーゲームは機種によって異なります。日本では主に「DARTSLIVE」と「PHOENIXDARTS」の2機種がメインで設置されており、其々の機種やバージョンでゲーム内容が異なります。
一旦この記事では公式戦でも採用されていてシンプルなゲーム1つについてご紹介いたします。
ご紹介するゲーム:01
「01」と書いてゼロワンと読みます。このゲームは予め指定された点数を相手より先に減らし切った方の勝ちというゲームです。
予め指定された点数というのは、以下6種類のいずれかです。
- 301点
- 501点
- 701点
- 901点
- 1101点
- 1501点
ちなみに上記6種類とも下2桁が「01」であることからゼロワンと呼ばれます。
例えば、301を指定しゲームを始めた場合、プレイヤーが順番に矢を3本ずつ投げ先に丁度301点を減らせば勝ちとなります。
301点を上回ってしまった場合は、上回ってしまった時点でそのターンは終了となり次のプレイヤーに変わることになります。(例えば2本目で合計301点を上回った場合は3本目を投げることはできません。)
上回ってしまった場合の次のターンは直前の点数まで戻ることになります。(例えば、現在の残り点数が50点だった場合において、2本目を投げた時点で60点を獲得してしまった場合、次のターンでは再び残り点数が50点の状態から始まります。)
また、ダーツボードでそれぞれ獲得できる点数は以下のとおりです。
一番外側のマト(上図の赤丸箇所等)は的の外側に記載されている数字の2倍の点数を獲得できます。上図の赤丸は20点と記載があるので40点を獲得する事ができます。
続いて、外から2番目と4番目のマト(上図の青丸箇所等)は的の外側に記載されている数字の1倍の点数を獲得できます。上図の青丸は1点と記載があるので1点を獲得する事ができます。
続いて、外から3番目のマト(上図の黄丸箇所等)は的の外側に記載されている数字の3倍の点数を獲得できます。上図の赤丸は4点と記載があるので12点を獲得する事ができます。
続いて、マトの中心部分の外側(緑矢印の箇所)はルールによって獲得できる点数が異なります。「ファットブル」というルールだと50点、「セパレートブル」というルールだと25点を獲得する事ができます。(ほとんどの場合はファットブルであることの方が多いです)
このマトの事を「アウターブル」や「シングルブル」と言います。
最後に、マトの中心部分の内側(オレンジ矢印の箇所)は50点を獲得する事ができます。
このマトの事を「インブル」や「ダブルブル」と言います。
他にもオプションに関する取り決め(ルール)があるのですが、一旦ここでは触れずにいきます。
ダーツから得た学び
先に結論を述べます。
「狙わず狙うことの大切さ」と「考えずに考える大切さ」
これです。
ここだけ切り取ると「何?」と思われそうですが、この言葉は何に対しても当てはまると思います。一旦、ダーツを例えにして書くとゼロワンゲームは残り点数が100を切るまでは基本ブル(アウターブル/インブル)を狙い続けることが定石です。
そして、平常時は淡々とブル周辺に矢を投げることができます。私のブルの的中率はおよそ2/9です。(ダーツライブでは”Bフライト”と呼ばれるレベルで、主に中級者と言われる)ただ、この的中率はあくまで平常時です。
例えば、極端に点差が離れ負けている時は「次はブルを入れないと」や「次は最低2本ブルに入れないと」などと考え力が入る。同じくして、良い勝負を繰り広げている時は「次外せば点差を離される」と考え力が入る。
力が入ると思うように矢を投げることができず、ブレてしまう。内側のシングルに入ってしまうならまだ良いが、トリプルまでブレてしまうことも。。。だからと言って「力を抜け」と言われても「どうすれば力を抜くことができるか」を考えてしまい結果力を抜くことができない。
私は、この「力を抜きたい」そう考えると余計に力が入る悪循環に陥りました。この悪循環を脱する光の道となったのが、最初に述べた「狙わず狙い、考えずに考える」ことの大切さに気づけたことです。
「狙わず狙う」とは、言い換えると開き直るという意味合いに近くなります。狙い過ぎると力が入り外してしまいます。なので、いっそのこと狙わないで「大体あの辺」っていう感覚で適当に投げると力が自然に抜けて狙い通りにいき易くなりました。
「考えずに考える」とは、何事も考えすぎると力みの原因になります。しかし本当の意味で何も考えないと何もできません。なので、言い換えると「塩梅の大切さ」となります。
言いたい事が多すぎて文章が纏まらないのですが「狙わず狙い、考えずに考える」の言葉で言いたいことは塩梅の大切さです。これは何事もそうだと思いませんか?
例えば人生について、、、
- 仕事ばかりして多くの金を稼ぎ、一切遊ばない人生
- 全く仕事をせず最低限の衣食住で、できる範囲内で遊びまくる人生
上記2つのどちらか選ぶとすれば、どちらを選びますか?勿論、人それぞれで価値観が全く違うので絶対とは言えないですが、多くの人はどちらも選びたくは無いのでは?と思います。
おそらくは間。バランス。塩梅良くしたいと思う人が多いのではないでしょうか。そして、この考えは多くの物事に置き換えることができるのではないでしょうか。全てとは言いません、偏ることが良い事もあるでしょう。
まとめ
まとめると、私はダーツを通じて塩梅の大切さを学べたように思います。自分の長所に全振りするなどステータスのパラメータを偏らせた方が良い事もあるかと思いますが、多くの人はバランス型ではないでしょうか。
押せば引いて、引けば押して。
悪く言えば現状維持バイアスとも捉えられそうですが、言いたいことはそこではありません。この内容だけで伝わるか不安な所はありますが、もし伝わったのなら幸いに存じます。
ここまでお読み頂きありがとうございました。