「Discordといえばゲーム用のボイスチャットアプリ」というイメージを持つ方は多いでしょう。
しかし近年では、オンライン読書会・勉強会・趣味サークル・ビジネスの雑談スペース として、非ゲーマー層にも利用が広がっています。
本記事では、Discordをゲーム以外で活用する方法に注目し、特に オンライン読書会や勉強会 に役立つ使い方を徹底解説します。
「ZoomやLINEでは物足りない…」と感じている方は、ぜひDiscordを新しい選択肢として検討してみてください。
Discordが「ゲーム以外」に使われ始めた理由
- 無料で高品質な音声通話が可能
- サーバー単位でグループ管理ができる(読書会・ゼミ・クラブ活動に最適)
- テキスト・音声・動画を一元的に扱える
- Botによる拡張性が高い(リマインダー、投票、出欠確認など)
- PC・スマホどちらからでもアクセスしやすい
これらの特徴が、ZoomやLINEより柔軟なコミュニケーション環境を生み出しています。
オンライン読書会での活用術
音声チャンネルで「気軽なおしゃべり」
- 参加者は自由に入退室できる
- 読んだ本について感想を語り合える
- 「発表形式」ではなく「雑談形式」で自然に話せる
テキストチャンネルで「感想共有」
- 読書メモを残せる
- 読了後の感想をテーマごとに整理可能
- 後から参加した人もスレッドを読んで追いつける
Bot活用例
- 読書スケジュールをリマインドするBot
- 投票機能を使って「次に読む本」を決定
- ロール(役職)を割り振って「今月の司会者」を指定
勉強会での活用術
自習室スタイル
- 音声チャンネルに入って「無言で作業」
- 作業BGM代わりに利用可能
- 「ポモドーロBot」で25分集中+5分休憩のリズムを管理
質問・情報共有
- 質問専用チャンネルを作れば、誰かが答えてくれるまで残せる
- スクリーンショットや資料を共有しやすい
- 書き込み履歴が残るため、Slackのようなログとしても機能
発表形式の学習会
- 画面共有でスライド発表が可能
- 録音・録画して後で復習できる
- 役職管理で「発表者だけ発言できるモード」を作成
その他の使い方(ゲーム以外)
趣味サークル
- 写真・イラスト投稿
- 動画鑑賞会(ストリーミング機能を活用)
- オンラインでワークショップを開催
ビジネスカジュアル利用
- 社内の雑談チャンネルとして活用
- Slackよりフラットで気軽な雰囲気を作れる
- コミュニティマーケティングの場として利用する企業も増加
学校・教育機関
- クラブ活動やゼミのオンライン化
- グループプロジェクトの進捗管理
- 海外の教育現場ではすでに活用事例多数
Discordを使うメリット(ゲーム以外)
- 無料で大人数を収容可能(LINEやZoomでは制限あり)
- サーバーごとに整理できる(複数のコミュニティを並行運営できる)
- ボイス・テキスト・画面共有が一体化している
- Bot導入でタスク管理・進行補助が可能
- セキュリティ・権限管理が柔軟
Discordを使う際の注意点
- UIが複雑に感じられる場合がある(初心者は慣れるまで戸惑う)
- 荒らし対策の設定が必要(特に公開サーバー運営時)
- 日本国内ではLINEの方が普及率が高い(参加者にインストールをお願いする必要がある)
- インターネット接続が安定していないと音声が途切れる
よくある質問(FAQ)
- Q読書会や勉強会にDiscordを使うのは無料ですか?
- A
はい、基本機能は完全無料です。有料版(Nitro)は追加機能が目的で、必須ではありません。
- QZoomとの違いは何ですか?
- A
Zoomは「会議型」、Discordは「常設コミュニティ型」。Discordの方が「いつでも入れる部屋」を作れる点で柔軟です。
- Q初心者でも使いこなせますか?
- A
最初は設定に戸惑う人もいますが、管理者がチャンネルを整理すればスムーズに利用できます。
- Qスマホだけでも参加できますか?
- A
可能です。アプリをインストールすれば、音声・テキスト・画面共有のすべてに対応できます。
まとめ
- Discordはゲーム用途だけでなく、読書会・勉強会・趣味サークル・教育現場 にも活用できる
- 無料で大人数に対応し、音声・テキスト・画面共有を一体化して利用可能
- Botや役職機能を活用することで、イベント進行や学習管理がスムーズになる
- 導入時は初心者に配慮して、チャンネル整理やルール作りを行うのがポイント
「ZoomやLINEでは物足りない」と感じている方にとって、Discordは新しいオンライン活動の拠点になり得ます。
ゲーム以外のシーンでも、ぜひ積極的に活用してみてください。
ご紹介
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