みなさま、こんにちは。いきりなりですが、ギャンブルは「ちょっと遊ぶだけ」「気分転換だから」と考えている人も多いと思います。でも実は、気づかないうちに依存してしまう人も少なくありません。
「自分は大丈夫」と思っていても、実は依存症になりやすい考え方や性格の特徴に当てはまっているケースもあるんです。
この記事では、ギャンブルに依存しやすい人の共通点や危険な考え方をわかりやすくまとめました。心当たりがある方は、今のうちに生活や考え方を見直してみましょう。
はじめに
ギャンブルって、ちょっとした気分転換や娯楽の一つですよね。
でも、気づかないうちに生活の中心になってしまうこともあります。「自分は依存なんてしないよ」と思っている人こそ、実は一番危ないかもしれません。
この記事では、ギャンブルに依存しやすい人の特徴や、注意したい考え方について、わかりやすくお話していきます。
ギャンブル依存症ってなに?
ギャンブル依存症とは、「やめようと思っても、やめられない状態」のこと。
パチンコ・スロット・競馬・オンラインカジノ※補足参照、種類は違っても、ハマり方には共通点があります。単に「ギャンブルが好き」という趣味の範囲を超えて、生活やお金、人間関係に悪影響が出てきたら要注意です。
補足:ちょっと脱線話。日本人のオンラインカジノ利用と刑法の考え方について
まず、日本国内からオンラインカジノに接続して賭博を行うことは犯罪です。これは、警察庁も明確に警告しています。詳細を述べると、「刑法185条(賭博罪)」に該当し罰金や科料、常習の場合は3年以下の拘禁刑の可能性があります。
しかし、もちろんお勧めしませんが海外旅行中にオンラインカジノに興ずる行為は罰せられないようです。理由としては、日本の刑法は基本原則として「属地主義」を採用しているためです。(グレーゾーンという見解もあるそうなので、改めて言いますがお勧めしません。)
「属地主義」とは、「法律の適用範囲を、その法律が施行されている国の領域内に限定する考え方」です。ただし、あくまで原則であり例外も多々あります。有名な誤解ですと「大麻の使用」です。
大麻取締法第24条の8には「この法律の罪は、日本国外であっても、日本国民がこれを犯したときは、この法律を適用する。」とあります。なので、オランダやカナダでは合法な大麻も、日本人が使用すると帰国後に大麻取締法により処罰対象となる可能性があります。これを「属人主義」といいます。
オンラインカジノは違法です(法的議論の整理)|三宅法律事務所三宅法律事務所
ギャンブル依存しやすい人の特徴7選
「自分は大丈夫」と思い込んでいる人
「依存症になるのは弱い人だけ」と考えていませんか?
実は、誰でも依存する可能性があります。むしろ「自分は違う」と思っている人ほど、気づくのが遅くなりがちです。
「勉強すれば勝てる」と信じている人
パチンコの釘読み、スロットの設定推測、競馬のデータ分析…
確かに知識は大事ですが、ギャンブルは運の要素が大きいです。「負けても勉強不足だっただけ」と思い込むと、ズルズル続けてしまいます。
勝ってもお金の使い道がない人
勝ったお金をどう使っていますか?
趣味や家族との食事など、有意義に使えれば良いのですが、「またギャンブルに使おう」と考えてしまうと、無限ループに陥ります。
ストレス発散のためにギャンブルする人
仕事の疲れや家庭の悩みを忘れたくて、ギャンブルに走るケースもあります。
一時的にはスッキリするかもしれませんが、根本の解決にはなりません。
孤独を感じている人
友達や家族とのつながりが少ない人ほど、ギャンブルにハマりやすいです。
気づけば「ギャンブル仲間」だけが残ってしまうことも。
誰かに「勝ってる自分」を見せたい人
SNSで「今日は◯万円勝った!」と自慢したくなる気持ち、わかります。
でも、それが目的になると危険。本当は負けていても、勝ってる時だけ発信するようになりがちです。
お金や時間の管理が苦手な人
ギャンブルは自己管理がとても大切。
「今日は5千円だけ」「1時間だけ」と決めても、守れなくなると、気づかないうちに依存状態に。また、よく聞く話に
- 負けは過小評価(例:本当は18,000円の負けでも10,000円の負けと計算する。)
- 勝ちは過大評価(例:本当は38,000円の勝ちでも40,000円の勝ちと計算する。または入金額を差し引かずに計算する。)
のように管理しているというものがありますが、全くもって管理できてませんからね?
依存症にならないためにできること
- 使うお金や時間をしっかり決めておく
- 定期的に「最近ハマりすぎてないかな?」と振り返る
- ギャンブル以外の趣味や楽しみを見つける
- 家族や友達に正直に話す
- 少しでも不安なら、専門の相談窓口に相談する
まとめ
ギャンブルは、正しく付き合えば楽しい娯楽です。
でも、自分の性格や考え方によっては、危険な依存に変わってしまうことも。「自分は大丈夫」と思わず、時々立ち止まって振り返ることが大切です。
また、関連として「のめり込みの境界線は?」をテーマにした記事もございます。あわせてご覧ください。
よくある質問(FAQ)
- Qギャンブル依存症って誰でもなるものですか?
- A
誰でもなる可能性はあります。特に「自分は大丈夫」と油断している人や、ストレス・孤独を抱えている人は注意が必要です。
- Q勝っていれば依存症じゃないですよね?
- A
勝ち負けよりも「やめたくてもやめられない」が依存症のポイントです。勝っていても、生活に支障が出ていれば要注意です。
- Qどこに相談したらいいですか?
- A
全国の精神保健福祉センターや、ギャンブル依存症専門の相談窓口があります。匿名で相談できる機関もあります。
- Qギャンブル以外に楽しいことが見つかりません…
- A
最初は何でも構いません。散歩やカフェ巡り、動画鑑賞など、小さな楽しみから始めてみてください。仲間と楽しむ趣味が見つかるとさらに良いですね。
また、よければこちらの記事もご参照ください。この記事の後半に筆者おすすめの趣味を紹介しています。