イオン株式会社(8267)は、株主優待の満足度が非常に高い銘柄として知られています。特に「オーナーズカード」による買い物キャッシュバックは、日常的にイオン系列店舗を利用する人にとって強力な特典です。
2025年には約21年ぶりに株式分割が実施されました。
この記事では、分割後の最新制度を整理しつつ、保有株数別のシミュレーションも行い、実際にどれくらいの利回りになるのかを分かりやすく解説します。
イオン株主優待の中心「オーナーズカード」とは
イオン株を100株以上保有すると、株主優待として「オーナーズカード」が発行されます。このカードを提示することで、イオン系列店舗での買い物金額に応じてキャッシュバックが受けられます。
なお、iAEONアプリと紐付けるとWAONポイント還元へ自動変更されます。
買い物キャッシュバック率(分割後)
分割後は、株数に応じて還元率が細かく設定されています。
キャッシュバック率一覧
- 100株〜199株:1%
- 200株〜299株:2%
- 300株〜1,499株:3%
- 1,500株〜2,999株:4%
- 3,000株〜8,999株:5%
- 9,000株以上:7%
キャッシュバック対象は半年間で買い物額最大100万円までです。(100株の場合、半年間の最大キャッシュバック額は10,000円、300株の場合は30,000円となります。)
長期保有優待(ギフトカード)
イオンでは、3年以上継続保有した株主に対して追加優待が用意されています。
長期保有ギフトカード
- 1,500株〜2,999株:1,000円
- 3,000株〜5,999株:2,000円
- 6,000株〜8,999株:4,000円
- 9,000株〜14,999株:6,000円
- 15,000株以上:10,000円
なお、1,499株以下では対象外となります。
映画優待やその他サービス割引
オーナーズカードには、キャッシュバック以外にも多くの特典があります。
イオンシネマ優待
オーナーズカードを提示することで、イオンシネマで映画を1,000円で鑑賞できます(高校生以下は800円)。一般料金と比較すると大きな割引となり、映画好きの方には魅力的な特典です。
※分割後の299株以下でご利用頂けるかについて、公式の発表が無いのでわかりませんが、恐らくオーナーズカードを保有すればご利用頂けるのでは無いかと予想しています。
また、筆者自身オーナーズカードを使用しイオンシネマで映画を鑑賞させて頂いたことがあるのですが、2点ほど注意点があります。
注意点1
ネット予約不可。劇場の券売機にカードを読み込ます必要があるので、ネット予約は利用はできません。
これは、恐らく他人名義のオーナーズカードを不正に利用されることを防ぐ事が目的になっているかと思われます。
注意点2
お支払い方法は、
- 現金
- WAON(電子マネー)
- イオンマークのクレジットカード
- AEON Pay
- イオン商品券 / イオンギフトカード
になります。他社のクレジットカードや他社のQR決済は利用できません。
しかし、WAON(電子マネー)は他社クレジットカードでもチャージできるので、WAON経由で他社クレジットカードを利用する事は可能です。(JCB・Mastercardのみ。VISAは対象外)
系列サービス割引
- イオンペット
- スポーツオーソリティ
- イオンモバイル
- イオンモール専門店(一部店舗)
- イオンラウンジ
これらのサービスでも割引が適用される場合があります。
※分割後の299株以下でご利用頂けるかについて、公式の発表が無いのでわかりませんが、恐らくオーナーズカードを保有すればご利用頂けるのでは無いかと予想しています。
お客さま感謝デーとの併用
毎月20日・30日に実施される「お客さま感謝デー」の5%割引と、オーナーズカードのキャッシュバックは併用可能です。
つまり、「5%割引」+「5%割引後の価格に所定のキャッシュバック率」が後日キャッシュバックという二重のメリットがあります。
イオン株の配当金
2025年度の配当予想は以下の通りです。
- 中間(2025/8末):20円
- 期末(2026/2末):分割後7円(分割前換算21円)
・年間配当:41円/株(分割前換算)
保有株数別シミュレーション
ここでは、半年でMAXの100万円の買い物を行った場合の還元率(総利回り)を試算します。株価は2,200円として計算しています。
| 項目 | 100株 | 200株 | 300株 |
|---|---|---|---|
| 取得額 | 220,000円 | 440,000円 | 660,000円 |
| CB | 10,000円 | 20,000円 | 30,000円 |
| 配当 | 700円 | 1,400円 | 2,100円 |
| 長期優待 | 0円 | 0円 | 0円 |
| 還元総額 | 10,700円 | 21,400円 | 31,200円 |
| 総利回り | 約4.86% | 約4.86% | 約4.86% |
長期優待は1年に1回のため、半額で算出
| 項目 | 1,500株 | 3,000株 | 9,000株 | 15,000株 |
|---|---|---|---|---|
| 取得額 | 3,300,000円 | 6,600,000円 | 19,800,000円 | 30,000,000円 |
| CB | 40,000円 | 50,000円 | 70,000円 | 70,000円 |
| 配当 | 10,500円 | 21,000円 | 63,000円 | 105,000 |
| 長期優待 | 500円 | 1,000円 | 3,000円 | 5,000円 |
| 還元総額 | 51,000円 | 72,000円 | 136,000円 | 180,000円 |
| 総利回り | 約1.55% | 約1.09% | 約0.69% | 約0.01% |
長期優待は1年に1回のため、半額で算出
株数が増えるほど還元総額は増えますが、利回り自体はやや低下する傾向があります。
イオン株はどんな人に向いているのか
イオン株は以下のような方に向いています。
- 日常的にイオンで買い物をする人
- 安定配当を重視したい人
- 優待を生活費の節約に活かしたい人
特に100〜300株は、投資金額に対して優待効果が大きく、コストパフォーマンスが高いゾーンと言えるでしょう。
イオンのオーナーズカードはいつ届く?到着時期を解説
筆者自身はイオン株を2024年6月26日に100株(分割後換算で300株)を購入しました。その時点の直近権利確定は8月末になります。
権利確定を迎えた後、配当金計算書と共に10月28日に家族分も含めて届きました。なので、初回のキャッシュバックは、届いてから約4ヶ月分のお買い物がキャッシュバックの対象となります。

左が家族カード、右がメインカードです。役割は両者共に同じですが、キャッシュバックを受ける際はメインカードを持参しなければならないそうです。
また、2回目以降は以下の様な返金引換証が郵送されます。

上記は直近の権利確定約2ヶ月後(2025年10月19日)に筆者のもとに届いたものですが、これをイオン系列店等のサービスカウンターにオーナーズカードと共に持参すれば現金と引き換えてもらえます。(店舗によっては株主優待引換を行なっていない店舗もあるかもしれません。)
まとめ:イオン株は生活密着型の優待銘柄
イオン株は、キャッシュバック型優待と配当のバランスが良く、日常生活に直結したメリットが多い銘柄です。
分割後は少額投資でも優待を受けやすくなり、より個人投資家に優しい制度へと進化しました。特にイオンを日常的に利用する家庭では、実質的な節約効果が非常に高くなります。
権利確定日が近づくと株価が動く傾向もあるため、購入タイミングを検討する際は注意が必要ですが、長期保有を前提とした優待投資としては、依然として人気の高い銘柄と言えるでしょう。
FAQ
- Qキャッシュバックはいつ受け取れますか?
- A
半年ごとに集計され、現金またはiAEONアプリと紐付けるとWAONポイントで還元されます。
- Qオーナーズカードは家族でも使えますか?
- A
基本的に本人カードと家族カードが発行され、同様の優待を受けられます。
- Q買い物の上限はありますか?
- A
キャッシュバック対象は半年100万円までです。
- Q優待と感謝デー割引は併用できますか?
- A
併用可能です。即時割引とキャッシュバックの両方を受けられます。
- Qオーナーズカードはいつ届きますか?
- A
権利確定月の翌々月末頃までに届くと思われます。

